半導体に関連した最新の技術や素材を紹介する展示会が東京で始まった。この展示会は半導体関連の企業で作る業界団体が主催したもので、先端半導体の活用を紹介するコーナーでは、卓球をするロボットが展示された。生成AI向けの先端半導体が搭載され、選手との会話に加えて、立ち位置や打ち方などを画像から分析して、選手が対応しやすいように打ち返す機能が備えられた。また、特殊な半導体部品を紹介するコーナーでは、伸び縮みする半導体のチップを載せる回路基板が展示されている。電気を通す液体の金属を回路の材料に使うことで、伸び縮みさせても安定して電気が流れることが特徴で、小型のウエアラブル端末向けに活用されることが期待されているという。