”コメは買ったことがない”などと発言し批判が相次いだ江藤農相。職責を果たす考えを示していたが、一転し今日辞任した。今朝、総理大臣官邸を訪れ石破総理大臣に辞表を提出した江藤農相。建設相などを務めた父親の秘書を経て、2003年の衆院選で初当選した江藤氏。去年、2回目の農相に起用された。問題となった発言は、18日佐賀市で行った講演でのものだった。翌日、釈明に追われる中で講演では”うけを狙って強めに言った”などと説明。発言を撤回した上で、石破首相から”コメ値下がりへ努力”するよう指示を受けたことを明らかにしたが、辞任の意向を固めたタイミングについては、早い段階から考えていたと話した。きのうは、野党5党の国対委員長が会談し、江藤氏の発言は極めて不適切な発言だとして、大臣の辞任を求めていく方針を確認。辞任に向けた具体的な動きが見られない場合には、江藤大臣の不信任決議案の提出を検討することで一致し、一気に「辞任やむなし」の流れが強まった。発言から3日後、辞表を提出する事態になった江藤氏。れいわ新選組の山本代表は、マヌケな大臣が辞任しても、次のマヌケが大臣になるだけ。一律の現金給付で消費者を支え、国の買い取りでコメの増産を進めるほかないとするコメントを出した。