続いて2人がやってきたのは、浅草公園六区の交差点。浅草から上野方面に向かう道を歩く。かつて御成道と呼ばれていたかっぱ橋本通りを歩き合羽橋交差点へ。達人が取り出したのは今年6月に出版された「散歩の達人 古地図であるく大江戸散歩地図」で、現代の地図と幕末の江戸切絵図を照らし合わせながら現代へと通じる江戸の街並みを楽しめる。かっぱ橋道具街には江戸時代、新堀川という川が流れていた。合羽橋交差点から上野方面に歩くこと約5分、江戸時代に開かれたお寺曹源寺に向かう。曹源寺は、新堀川の掘削工事に尽力した商人・合羽屋喜八の菩提寺で、かっぱ伝説発祥の地ということで「かっぱ寺」と呼ばれる。曹源寺は、新堀川の工事を手伝った河童を見た人には様々な幸運が訪れたという伝説から商売繁盛・金運上昇などのご利益があるとされる。
