自民党総裁選挙への立候補を正式に表明した小泉進次郎元環境大臣は、「今回の総裁選は自民党が本当に変わるのか、変えられるのは誰かが問われる選挙です。自民党が真に変わるには改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶこと」と述べたうえで、総理になれば「できるだけ早期に衆議院を解散し、国民の信を問う」と明言。また、派閥の裏金事件を受け、政策活動費は廃止し“旧文通費”は公開するほか、政治資金収支報告書に不記載があった議員を選挙で公認するかどうかは、新しい執行部で厳正に判断する方針を打ち出した。さらに、選択的夫婦別姓を導入するとしている。総裁選の告示を1週間後に控え、各候補者の準備が本格化している。茂木敏充幹事長は、「増税ゼロ」を打ち出し、新たな財源を確保すると表明。河野太郎デジタル大臣は、年末調整を廃止し、全ての国民に確定申告を求める政策を掲げた。一方で告示があすに迫る立憲民主党の代表選。現職の泉健太代表が正式に立候補を表明。泉代表は、立候補に必要な推薦人20人の確保に苦戦し、あすの告示を前にぎりぎりの出馬表明となった。代表選には、すでに枝野幸男前代表と野田佳彦元総理が立候補を表明しているほか、江田憲司衆院議員と吉田晴美衆院議員も立候補を模索している。