ニュースのハテナ、クマはなぜガラスに突進するのかを解説。青森・西目屋村の役場などに現れたクマはガラス扉に何度も突進していた。専門家によると普段山では茂みなどに身を隠すことが多いクマが開けた市街地でパニックになり逃げ込もうとする行動ということ。雫石町の公民館での映像をクマの生態に詳しい専門家に分析、兵庫県立大学横山真弓教授によるとクマは色の認識がにぶく日中の時間帯はガラスが黒く見えている、ガラスの先を隠れられる場所と認識して茂みに隠れるのと同感覚で突進するということ。映像のクマは立ち上がって突進しているが岩手大学山内貴義准教授によると「クマは何かと思うと立ち上がる習性があり自分がぶつかった障害物をあらためてチェックする動作」としまたガラス扉にぶつかるクマは市街地に慣れていないクマなので本当に怖いのは慣れて人を怖がってないクマとした。群馬・沼田市のスーパーに侵入し男性2人を襲ったクマなどは自動ドアを恐れる様子がなかったが、これらは人里をえさ場と認識した非常に危険な状態ということ。対策としては透明なガラス扉では先が見通せないようカーテンを閉める、児童ドアを手動にする、実際に山形市のスーパーなどで実施されているということ。
