新たな紙幣は一万円札が近代日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一。五千円札は日本で最初の女子留学生として米国で学んだ津田梅子。千円札は破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像をデザインする。紙幣のデザインの変更は2004年以来、20年ぶり。デザイン変更の目的の1つが偽造防止の強化。立体的なホログラムを採用、斜めに傾けると画像が立体的に動いて見える仕組み。さらにユニバーサルデザインも導入。額面が分かりやすいよう数字の表記が大きく、目の不自由な人でも指で触って紙幣の種類が分かるよう凹凸のある11本の斜線斜めの線を印刷している。政府日銀は来年3月までには、現在発行されている紙幣の46%に当たる74億8000万枚を印刷する計画。