全国の大学や高校の事業立ち上げを目的にした部活・サークルの数は毎年増え続け、5年間で3倍以上になっている。東京・西東京市の学校で、日曜日に高校生による起業プレゼンが実業家や専門家に向けて行われた。専門家は、とにかく高校生を集め、集まっているから来てくれと声をかけると助言した。ドルトン東京学園の起業ゼミは、起業を目的に中学生や高校生12人が在籍する。ある調査では、起業したい高校生は13.9%に上る。この部活動を支援する会社は、起業を意識する年齢は年々若くなっていると指摘する。都内の中学3年生・長坂歩くんは、鉱物トランプを作って販売する会社を経営している。クラウドファンディングでお金を集めて始め、英語版も展開する。スペイン語版を作成中。起業に必要な印鑑登録は15歳からということで、合同会社の形で母が代表を務める。子供向けに起業の基本を教える塾が人気となっていて、生徒の7割が小学生。小学3年生~6年生の生徒数は1年間で2倍になった。2年前から通っている小学6年生のSHUNくんは、そうめんをプロデュースし、120万円の売上を出した。日々の売り上げの分析も抜かりない。