サッポロホールディングスは傘下の子会社を通じて恵比寿ガーデンプレイスなどの不動産事業を保有しているが、主力のビール事業に経営資源を集中するため子会社の株式の過半を売却する方針を示し、複数の投資ファンドとの間で金額・条件面での交渉を続けていた。サッポロホールディングスはアメリカの投資ファンドKKRとアジアを拠点とするPAGの2つの投資ファンドからなる陣営に株式の過半を売却する方針を固めたことが明らかになった。取締役会を経て今日にもこの方針を発表することとしており、売却額は4000億円以上になる見通し。投資ファンドは恵比寿ガーデンプレイスに新たなテナントの誘致などを進め収益拡大を目指す方針。サッポロホールディングスは事業売却で得た資金をビール事業などへの投資に振り向ける方針。
