熊本城の「宇土櫓」は第3の天守とも呼ばれる地上5階、地下1階建ての櫓で、9年前の熊本地震で被害が出たため、一度すべて解体した上で修復されることになっている。解体作業は素屋根という覆いの中で1年半程前から進められ、きょう最後に残っていた櫓の最も下にある柱がクレーンで取り外され、骨組みの解体が終了。宇土櫓は可能なかぎり取り外した木材を再利用して修復されることになっていて、2032年度の復旧を目指して3年後に改めて骨組みを組み立てる工事が始まる予定。熊本城総合事務所復旧整備課・上村祐一課長は「文化的な調査も踏まえて今後設計を進めていく」などと話した。また、きょうは天守閣北東の石垣の解体も始まった。解体前の掘削調査で周囲から江戸時代の陶磁器などが出土し、市が詳しい調査を進めることにしている。
住所: 熊本県熊本市中央区古京町1-1
URL: https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=5&class_set_id=3&class_id=620
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