夏場の水分不足で起こりやすくなる夏血栓。去年の夏、夏血栓で命の危険に直面したという50代男性に話を聞いた。倉庫での作業中に覚えた違和感を最初は熱中症かと思ったという。ベッドから起きようとしたら体の右側が動かなくなり、そのまま意識を失ったが数時間後には多少回復。口の右側も動きが鈍いことに母親が気付き、救急搬送された。男性の頭には約1cmの血栓があり、脳幹梗塞と診断され、2日間集中治療室で治療したという。男性はその後、投薬などの治療で回復し後遺症は残らなかった。男性は「熱中症やからほっときゃ治るだろうって思っていたのは怖いなって思った。たぶん1人だったらそのまま家で孤独死をしていた可能性もある」と話した。暑い夏のリスクにどう備えるべきか。