文章の作成や画像の作成など様々なものを作り上げることができる生成AI。その活用シーンは暮らしやビジネス、教育と大きな広がりを見せている。調査会社のインテージが行った生成AIの利用実態に関する複合的調査によると、生成AIについて「聞いた事がある」は8割を超えたものの「意味まで理解している」と答えたのは13.5%。会社全体で生成AIを「すでに導入され活用している」という回答はわずか5%ほど。「今後も会社での導入予定はない」とする人が全体の6割を占め、導入に対し慎重な姿勢がうかがえる。また活用規模を従業員規模、役職別でみると、企業規模が大きくなるほど、役職が高くなるほど生成AIの活用が進んでいる傾向が見えてきた。学生の生成AI利用率を見ると全体的に利用率が高めであること、特に1月、7月はテストやリポート提出の時期と重なり利用率が大きく伸びていることもわかった。これからを担う若い世代が生成AIの導入と活用を後押しするカギとなるかもしれない。