全国で水上オートバイの事故が相次ぐ中、和歌山県は去年、乗り入れを禁止できる条例を設けすでに和歌山市の片男波ビーチではこの条例に基づく水上オートバイの禁止水域を指定している。ことしは、美しい白い砂浜で関西有数の人気を誇る白浜町の白良浜海水浴場についても海水浴客の安全を守るため禁止水域を指定した。指定されたのは海水浴場の南側の一角を除く波打ち際から沖合におよそ225メートルの範囲で、今月30日から適用され違反すると5万円以下の過料が科される場合があるという。和歌山県港湾空港振興課は「白良浜海水浴場でも遊泳者の近くを水上オートバイが通過する危険なケースもあったと聞いている。多くの人がシーズンを問わず安心して楽しめる海水浴場にしていきたい」と話していた。