明日告示を迎える東京都知事選挙を巡っても、立候補予定の4人による初の直接対決が行われた。それぞれを指名する形での質疑応答。小池氏はあえて誰にも質問をしなかった。蓮舫氏は「討論会、テレビ番組が企画した討論会にぜひ一緒に出ていただけないでしょうか」。小池知事は「今回は50人以上お出られるということで公平性の担保をどうするのかというのは非常に大きいテーマでもある」。神宮外苑の再開発について問われると、蓮舫氏は「いったん立ち止まることを都知事選の争点としている」、小池氏は「争点にはならない。今立ち止まっているから。事業者の皆さま方に樹木の保全ということで投げかけて立ち止まっているところ」。小池都政の少子化対策について問われると小池氏は「間違いとは思わない。東京都の自治体より全国の出生率は上回っている」と述べた。蓮舫氏は「非婚化が進んでいるからだと思う。今の子どもたちが社会に巣立つときに不安と負担のない東京都をつくることが長い目でみた少子化対策だと思っている」、田母神俊雄元航空幕僚長は「若者については都民税を半額にするとか、そういう政策をとってとにかく所得を増やしてあげるということが大事」。石丸伸二前安芸高田市長は「未婚者をどう婚姻に結びつけていくか、都市部でだけでは解決ができないと考えている。都市への集中、過密がその大きな背景になっている」など述べた。都知事選にはこれまでに50人以上が立候補の意向を示している。