公明党はあす臨時の党大会を開いて、衆議院選挙で落選した石井代表に代わって斉藤国土交通大臣を代表に選出することにしている。梶原崇幹解説委員が「斉藤氏は世代交代が必要だとして退任した山口前代表と同じ72歳。わずか1ヶ月余りでの代表交代がいかに想定外だったかを伺わせている。選挙区に擁立した11人のうち石井代表を含む7人が落選。比例代表では前回の衆議院選挙から110万票以上減らして党内は大きなショックを受けている。来年夏の参議院選挙に向けて存在感を発揮できるかどうか。石破総理大臣が再び総理大臣に指名されたとしても国会では少数与党となるため、予算や法律を成立させるために野党の協力が不可欠。自民・公明両党は国民民主党を軸に協議を行っていく方針で、国民民主党の出方に注目が集まっている。公明党としては、生活者支援の充実で独自性をアピールしたいところだが、選挙前から取り組んできた「年収の壁」への対策は国民民主党の主張と重なり、違いをどう出していくかが課題。存在感の発揮と政権の安定という難しい判断を迫られる中で、公明党の出方次第では政権運営や政策協議の行方に影響が出ることも予想される」とスタジオで述べた。