災害後の子どもたちの取り組みで、かつての被災者が心のケアをする取り組みが注目されている。齋藤貴浩さんは東日本大震災被災直後から親戚を頼り故郷を離れて暮らしてきた。今回の能登半島地震、ニュースで見る映像は13年前当時のことを思わずにはいられないという。勉強に集中できないなとかイライラするなとか感じる気持ちは、吐き出すことで自分自身も楽になるし、周りの大人達もなかなか家ない気持ちが少しは理解できるのではなどと話した。武山ひかるさんは、被災後家族5人で避難所を点々としながら生活した。「これ以上一人で頑張らなくていいよ」と伝えたいという。大人の人達も厳しいと思うが、寝る前に一言声をかける「大丈夫だよ」とかがあったら、ちょっと落ち着いたかなと思うという。周りからの手を借りても全然いいと思うなどと話した。震災で両親を亡くした大槻綾香さんは、現在子どもたちの話しを聴くボランティアをしている。もし「しんどいな」と思うときや悲しくて涙が出た時は自分のことをハグしてあげてほしいと思うという。まずは自分の心と体を大切に、そばにいる人や友達を大切にしてほしいと思うなどと話した。