衆議院選挙結果の経済の反応について。きのうの東京株式市場、日経平均株価は値下がりして始まったが、その後は買い戻しの動きが出て一時800円以上値上がりし、終値は691円の値上がりだった。これについて市場関係者は、一時1ドル=153円台後半まで円安が進んだことや、野党との関係を踏まえると“次の経済対策は大きなものになるのではないか”という期待感が膨らんだためだという。ネット証券大手・マネックスグループ・松本大会長は「マーケットを見ると好感した。財政出動、減税、金利上げないのではとか、流動性が増えるのではないかという期待でマーケットは上がっているのでは」と述べた。海外の専門家は、今回の選挙結果をどう見たのか。日本経済と政治にも詳しいエコノミスト、ポールシェアード氏に聞いた。「結果には少し驚いたが、サッカーで言えばオウンゴール。石破首相が(解散に関する)態度一転させ、すぐに選挙に踏み切ったことへの代償を払った」、結果は日本経済に何を意味するのか?との問いに「短期的な経済への影響は大きくないだろう。石破首相は劇的で画期的な経済政策があったわけではない。彼は経済では少し経験不足かもしれず、政策はおおむね継続されるだろう」と述べた。