トランプ氏は中国に対しては関税をかけて中国依存を排除すると主張し、ウクライナ情勢を巡っては24時間以内に戦争を終わらせるとしている。今後はパリ協定からの離脱を行うとともに在韓米軍・在日米軍の経費を要求することや、台湾問題についての消極的な姿勢から東アジア情勢の不安定化が予想される。日本製鉄のUSスチール買収をめぐっては、トランプ氏が否定的な立場であることから難しくなったとも見られる。大統領選の結果を受けて石破総理は祝意を表明している。安倍元総理はトランプ氏と良好な関係を築くことに成功していたが、トランプ氏がフェアよりもディールを重んじる中で石破総理の交渉力は課題となるとしている。