「コメは買ったことがない」などと失言をした江藤農水大臣について政府与党内で辞任論が強まっている。立憲民主党・井坂信彦議員は「なぜ江藤大臣を辞めさせなかったのか。総理の任命責任をどう考えているのか」などとコメント。石破首相は「江藤大臣からは深い反省の意が示された。国民の理解が得られるよう職務にまい進し農政の課題解決に全力を尽くさせたい」などとコメント。きのう石破首相は陳謝したうえで続投させる考えを強調。こうした中、夜になり自民党幹部の1人は「江藤大臣は近く辞めると思う」との見方を示した。ある政権幹部も「状況は厳しい。もたないだろう」と話すなど辞任論が強まっている。野党5党は江藤農水相の不信任決議案の提出を検討、ある立憲幹部は「野党でまとまって可決に持ち込める」との見方を示している。政府与党内では不信任案が可決される前に更迭すべきとの声もでていて、石破総理は難しい判断を迫られている。