福岡市が、大規模な災害が起きた際の避難所の居心地を改善する方針を示した。能登半島地震では、真冬の厳しい寒さの中での避難所生活が被災者を苦しめた。福岡市役所で、避難所での温かい食事プロジェクトが始動し、食に関係する11団体が参加した。福岡市では、非常食の質を上げていく方針。月隈収蔵庫には、27万食の非常食が備蓄されている。Mellowはキッチンカー事業者への出店場所の紹介や開業支援を行う企業で、福岡市のプロジェクトに参加している。令和元年房総半島台風では、Mellowに登録しているキッチンカーが避難所で食事を提供した。Mellowの石澤代表はフードトラック駆けつけ隊を設立し、全国各地の自治体との連携を進めている。福岡市は各団体と協議を続け、秋ごろにプロジェクトに基づいた防災訓練を行う予定。