DMATの活動拠点本部には朝早くから全国各地の部隊が詰めかけた。福島から来た部隊の姿もあった。医師の谷川攻一さんが部隊を率いた。この時、災害関連死が懸念される状況だった。衛生用品を積み込み避難所へ向かった。雪道を抜け30人ほどが集まる集会所にたどり着いた。谷川さんは東日本大震災の直後、被ばく医療チームの一員として南相馬市の保健所へ入った。バスには高齢者や介護福祉施設の入所者が乗っていた。長時間の移動の最中、医療が提供されず犠牲者もいた。
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