南米のブラジル政府は、第二次世界大戦中やその直後に日本の移民を刑務所に収容して虐待をしたり、あるいは立ち退きを強制したりした行為について誤りを認めて謝罪をした。日系人団体などによると、多くの人たちが日本の国旗などを踏むよう強制され、拒否すると身柄を拘束されて刑務所内で虐待や拷問を受けた。ブラジル政府が、戦中、戦後の日本の移民への対応で公式に謝罪するのは初めてで、戦後79年を経て多くの日系人たちの名誉回復が図られたことになる。審議に出席したブラジル沖縄県人会の島袋栄喜元会長は、このようなことを二度と起こしてはならず、未来の世代のために語り継いでいくべきと話していた。