経済ジャーナリストの後藤達也は「最近「地政学」ではなくて「地経学」という言葉が世界で結構使われるようになってきている。地経学というと経済というものを武器にした国家間の争いをいう。トランプ関税だけでなく、輸出規制、経済制裁といった、そういうカードを切って交渉するっていう機会も非常に増えてきている。世界全体で仲良くして効率を求めるっていう機運よりも自国を守ったりとか自国の利益を優先するっていう流れが非常に強まっていて、こういう傾向はもう10年以上、長いテーマになっていくっていうような見方がかなり増えてきている」と解説。特にインドに関してはロシアからのエネルギー輸入などを巡ってアメリカから懲罰的な関税も課せられ、アメリカ依存からの脱却も課題となっている。インドは人口の面で中国も抜いて世界1位になってきているということだから、日本にとってもインドとの関係を深めることは非常に重要で、今日の会談は「日本にとってもインドにとってもすごく大事な戦略的な一歩」と評価した。今月行われたTICADをはじめ、多極的な外交を進めていけば将来的にはアメリカと貿易交渉するに当たっても交渉力が増していくという可能性もあり、非常に重要なポイントだという。
