石川輝明さんに案内してもらい、福岡県のポツンと一軒家にたどり着いた。このポツンと一軒家に1人暮らしをしているのは楠誠さん・83歳。石川輝明とは中学校が一緒だった。当時は徒歩で通学していたといい、片道12、3km。2時間ほどかけて通っていたという。中学卒業後、石川輝明さんは福岡市内で就職。楠誠さんは林業に従事した。楠誠さんはお風呂用の薪を切っていたという。この家は父が建築、築65年。元々は茅葺き屋根だった。建て替えの時は大工が泊まり込みで作業をした。大工と家族で共同生活をしていたという。楠誠さんの父は炭焼きの仕事をしていた。楠誠さんは馬で木材を運搬していたという。当時は杉が高値だった。楠誠さんは一人っ子。6歳の時に母が結核に罹患して亡くなったという。母の死後は山奥で父と2人暮らし。楠誠さんは中学卒業後、地元の林業会社に就職。それから70年近く山仕事に従事している。山に泊まり込みで作業をしていたといい、1回の現場で半年間寝泊まりしていたという。当時の給料は日給で1000円か1500円。大卒初任給は1万3000円。うどん300杯分の日当だったといい、山の仕事は給料が良かった。今でも森林組合の簡単な仕事はしているという。杉の成長を見るのが楽しいと話した。
