和歌山・白浜町のテーマパークで飼育されているパンダが中国に返還されるのを前にきょう、最後の観覧日を迎え、約1400人の行列ができた。通常よりも1時間早く開園すると、一目散に向かったのがパンダの展示施設。 今回中国に返還されるのは、メスのジャイアントパンダの良浜と、その子どもの結浜、彩浜、楓浜。中でも良浜は2000年に白浜で最初に生まれたパンダで、10頭の子どもを生み育てた。白浜町は17頭のパンダが誕生し、パンダに会える町として知られるようになった。南紀白浜空港と羽田空港を結ぶ定期便や、特急列車パンダくろしおを利用する観光客で町は賑い、パンダの存在は白浜町の観光に大きな役割を果たしてきた。大阪に住む平田千尋、明里さん親子。母の千尋さんは幼い頃親に連れられ、その表情の豊かさに魅了された。娘の明里さんは、パンダは大切な存在、家族みたいな感じだと語っていた。
飼育するスタッフにとっても別れの日が迫っている。パンダに携わって13年、飼育チームリーダーの品川友花さんが、飼育でとりわけ気を遣ってきたのが主食の竹。餌となる竹の4割を担ってきたのが大阪・岸和田市。かつては放置され荒れ果てた竹林だったが、20年前、パンダに供給することになってからは伐採を行うことで環境が改善されるようになった。ここで取れた竹をつかった商品の開発も行われていて、地域の活性化にもつながっているという。岸和田市 公園緑地課の川端秀之担当長は、岸和田にとって大きすぎる存在だった、今までずっと岸和田の竹を食べてくれて本当にありがとうと伝えたいと話した。
今日もいつもと変わらない様子で竹を食べるパンダたち。別れのときが刻一刻と近づく。午後4児、園内のプールでパンダを送り出すセレモニーが開かれた。場内に映し出されたのは、良浜の子育てや、3頭の子どもたちの成長を振り返る映像。そして午後5時過ぎ白浜のパンダ、最後の瞬間。4頭のパンダはあす、中国の四川省に向けて出発するという。
飼育するスタッフにとっても別れの日が迫っている。パンダに携わって13年、飼育チームリーダーの品川友花さんが、飼育でとりわけ気を遣ってきたのが主食の竹。餌となる竹の4割を担ってきたのが大阪・岸和田市。かつては放置され荒れ果てた竹林だったが、20年前、パンダに供給することになってからは伐採を行うことで環境が改善されるようになった。ここで取れた竹をつかった商品の開発も行われていて、地域の活性化にもつながっているという。岸和田市 公園緑地課の川端秀之担当長は、岸和田にとって大きすぎる存在だった、今までずっと岸和田の竹を食べてくれて本当にありがとうと伝えたいと話した。
今日もいつもと変わらない様子で竹を食べるパンダたち。別れのときが刻一刻と近づく。午後4児、園内のプールでパンダを送り出すセレモニーが開かれた。場内に映し出されたのは、良浜の子育てや、3頭の子どもたちの成長を振り返る映像。そして午後5時過ぎ白浜のパンダ、最後の瞬間。4頭のパンダはあす、中国の四川省に向けて出発するという。