ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアで18日、第2の都市サンクトペテルブルクで「国際経済フォーラム」が始まる。ロシアとしては、中国やインド、東南アジアなどと、経済分野でのさらなる関係強化につなげることで、制裁を続ける欧米に対抗するねらいがあるとみられる。ロシアでは、ウクライナ侵攻に伴う巨額の軍事費が経済をけん引してきましたが、インフレや金利の上昇を背景に、ことしに入り、経済が減速し始めている。こうした傾向は、消費の落ち込みに顕著に見られ、とりわけ新車やマンションの販売が低迷しているという。連邦統計局によるとGDPの伸び立も縮小している。