湯河原町は観光振興の財源を確保するため、有職者などの委員会が設置され「宿泊税」導入へ検討。税額の素案がまとまった。宿泊料金に応じて段階的に税額を引き上げ、1人1泊当たり5000円未満は200円、5000円以上、5万円以内は300円、5万円以上は500円を徴収するとしている。また12歳未満や修学旅行の宿泊客などは免除するとしている。宿泊税の導入で、年間1億8000万円余りの税収が見込まれる。総務省によると、宿泊税は東京都や大阪府などがすでに導入しているが、湯河原町で実現すれば神奈川県では初めてになる。町は今回の素案をもとに制度化に向けてさらに検討を進め、来年4月からの導入を目指したいとしている。