望んでいたノーベル平和賞とはならなかったアメリカ・トランプ大統領。ことしの平和賞に決まった南米ベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏と電話した。トランプ大統領は「私は8つの戦争を終わらせた。ノーベル平和賞に選ばれた人から電話があり、『あなたに敬意を表して賞を受け取る、あなたこそふさわしい』と」などと述べた。戦争を終わらせたとするトランプ大統領。その一方で、米中の関税の応酬は再燃する懸念が出ている。トランプ大統領は10日、中国からの輸入品に対して現在の関税に上乗せする形で100%の追加関税を課すとSNSに投稿。来月1日から発動するとしているが、中国の対応次第で早める可能性もあるとしている。アメリカと中国は一時、互いが100%を超える追加関税を課す異例の事態となっていたが、その後は大幅に引き下げ、協議を進めていた。ここに来て再び対立が激化してしまうのか。10日のNY株式市場では売り注文が広がり、ダウ平均株価は800ドル以上値下がりした。今回のトランプ大統領の動き、発端は中国側の発表だった。自国で産出されるレアアースについて、軍事利用などを目的とした輸出を禁止すると明らかにした。中国が高いシェアを持つレアアースはEV(電気自動車)などに不可欠で、今回「精錬や加工技術などについても輸出を制限する」としている。「今回の追加関税は中国への対抗措置だ」とするトランプ大統領。今月下旬に韓国で始まるAPECにあわせて首脳会談を行う予定だったが、トランプ大統領は「中止はしていないが、会談するかはわからない」とした。
