最大で約4万戸が停電した石川県では今日時点で、約2700戸まで復旧している。北陸電力によると、一部の地域を除き今月中には復旧する見通しだという。七尾市の災害廃棄物仮置場では早朝から多くの人が訪れ、車列を作っているのが確認できる。しかし、未だ手つかずの地域もあり黒島漁港では約4mが隆起し漁業組合の責任者である高島さんは「最初は津波状態で隆起は知らない。海面が戻ってくると思ったが港自体が無くなってしまった」などと話し港は使えなくなり船も出せないという。能登町や珠洲市など被害を受けながらも一部の漁港では漁が再開されているが、この地域では倒壊した家屋が多く未だに瓦礫の撤去などが進んでいないとのこと。高島さんは今後について「何も考えていない。屋根瓦1つどこの処理場に持っていけばいいかすら決まっていない」などと話した。