自民党は参院選での敗北を受けて先月28日、両院議員懇談会を開催、当初2時間の予定だったが、4時間半にわたっての開催に。議員の発言の8割が退陣要求についてだったという。きょう行われたのが両院議員総会。両院議員総会は懇談会と違い議案の決定権を持っている。焦点は石破総理の進退について。総会冒頭、石破総理は「私どもとして引き続きこの日本国に責任を持ってまいります。いろんなご意見を承りたい」と続投に理解を求めた。そして、今週月曜日には新たな火種も。4日に行われた衆院予算委で石破総理の企業・団体献金の扱いについての発言。立憲・野田佳彦代表とのやり取りの中で「党首同士で話をして各党に共有されるような努力をしていく」などコメント。岩田氏は「自民党内から大きな反発が広がっている」と指摘し、自民党関係者A氏の「企業団体献金のことも勝手に決めて、党内で誰も納得しないだろう。自民党がバラバラになってしまう」、自民党関係者Bの「党内での議論を飛び越えて野党と交渉するのは問題だ。石破総理にそこまでの全権委任はしていない」という発言を紹介。岩田氏は両院議員総会について「決議はできるが辞めさせることはできない。強制力はない」などコメント。今後のポイントを紹介。今月末をめどに自民党・参院選結果総括の報告書とりまとめがされる。総括の委員長をつとめるのが森山幹事長。ここについて岩田氏は「幹事長自身が委員長をつとめるため、その内容が果たしてフェアなものなのかと思ってみられる可能性はある。ただ、党内ではこれを森山さんがしっかりまとめると述べている。責任がどうまとめられるのか焦点」など指摘。