政治資金事件を受けた法改正を巡り、自民党と公明党がこのあと与党案の取りまとめに向けた詰めの調整を行う。今朝、自民党と公明党の実務者は国会内で1時間あまり話し合ったが合意に至らず、このあと午後5時から協議を再開する予定。調整が続いているのは非公開の「政策活動費」の使途、政治資金パーティー券の購入者の公開基準額について。いずれも透明性を高める方向で一致しているが、具体策をめぐり溝が埋まらず、パーティー券の公開基準は引き下げ額を明記しない見通し。両党はきょう中の合意を目指していて、実務者による協議のあと、自民党・茂木幹事長と公明党・石井幹事長が会談して与党案を決めたい考え。