自民党総裁選挙はこのあと国会議員による投票が行われる。決選投票にもつれ込むのは確実な情勢で午後4時ごろまでには新しい総裁が選出される見通し。高市経済安保相は「天命を待つ」などとコメント、麻生派の動きに関し絵も触れた。小林鷹之氏は「知名度では一番下、結果を出すべく力を尽くしたい」とした。林官房長官は「危機管理はあったが仲間に支えられてしっかり戦えた」とし、小泉進次郎氏は「一人でも多くに党を改革し共に働きたいと思ってもらえるよう、なんとしても勝利したい」とコメントしたという。上川外相は「一回目の投票が勝負、全身全霊動くのみ」とコメント。加藤元官房長官は「最後まで多くの賛同を得るべく努力したい」とし、河野デジタル相は「安全保障や税制など改革を実現してきたことに賛同をもらってきた」とし、石破元幹事長は「これ以上ない支援をもらった、必ず応えていく」と話し、茂木幹事長は「チーム一丸となっていい戦いができた」とコメント。9人が立候補した今回の自民党総裁選挙。国会議員1人1票の国会議員票368票と、全国の党員党友による投票で配分が決まる党員票368票の合わせて736票で争われる。有効票の過半数を得た候補者が新総裁に選出され、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合は上位2人による決選投票が行われる。このうち党員票はきょう午前から各都道府県連で開票作業が行われていて、党本部に順次、結果が報告されているとみられる。得票数は党本部でまとめられ、368票がいわゆるドント方式で候補者に配分される。NHKの取材で午前11時40分現在、党員票の状況が把握できている12の道と県では石破氏と高市氏が優勢。今回の総裁選挙には今の仕組みで過去最多となる9人が立候補し1回目の投票ではいずれの候補者も過半数に届かず、決選投票にもつれ込むのは確実な情勢。決選投票は国会議員票368票と各都道府県連に1票ずつ割りふられた47票の合わせて415票で争われ、1回目の投票より国会議員票の比重が高まる。また今回は投票前に2人による演説が新たに行われることになっている。