台湾東部を震源とする地震から3日で1か月。今も1200人以上がホテルなどで避難生活を送っている。18人が犠牲となった1か月前の台湾大地震の余震は1400回を超えている。地震被害の象徴ともいえる大きく傾いたビルは直後に解体が始まり、既に更地となっていた。迅速な初期対応が注目されたが、複雑な思いを抱える人もいる。解体されたビルで6人暮らしだった男性は「政府は市民の財産を出来る限り守る方法を考えるべき」などと話した。台湾政府は2日、日本円で1300億円を超える予算案を閣議決定。本格的な復興が加速することになる。