イギリスBBCの放送。ゼレンスキー大統領は「プーチン大統領はウクライナへの攻撃を激化させることで世界を試している。世界は対応しなければならない」と述べた。一方トランプ大統領も、ロシアへの制裁を強める用意があるとしている。ロシア軍によるこれまでで最大規模の空からの攻撃の数時間後、トランプ大統領はロシアへの経済的圧力を強める構えをついに実行に移すと示唆した。プーチン大統領とアラスカで会談した際にはそれは回避できると考えていたが、トランプ大統領はそれから3週間後「想定よりずっと難しい」と共和党議員に述べていた。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ホワイトハウスを訪問した時にプーチン大統領と会談することに同意した。中国を訪問した時プーチン大統領も「会談する」と言ったが、「ゼレンスキー大統領がモスクワに来ること」という条件付きだった。これに対しゼレンスキー大統領は「プーチンがキーウに来ればいい。彼は再び会談延期を目論んでいる。私はずっとプーチン大統領は信頼できないと言ってきた。彼はアメリカをも誤魔化し続けている」などと語った。和平実現は遠い将来のことのように思えるが、実現後の計画は継続している。専門家は「ウクライナを支援、護衛しようとしているヨーロッパ諸国が直面する現実は、数十年に渡る自国の軍事予算引き下げの影響。彼らはすぐに有志連合と支援が可能な連合とは異なると認識するだろう」などと語った。プーチン大統領はNATO(北大西洋条約機構)部隊の関与を和平案から完全に排除している。ロシアを交渉の席に着かせるために、追加制裁だけで十分なのか疑問が残る。もし不十分であれば、トランプ大統領の和平実現計画は儚く消えてしまうことになる。
