塙山キャバレーのいづみが店を構えて40周年を迎え、閉店することを決めていた。いづみママは大恋愛の末結婚するも鳶職の夫が急死し茨城に戻ってきた。その後再婚するも生活に息苦しさを感じ、塙山キャバレーに店を持った時に初めて自分らしくを生きられる場所と仲間に出会った。そんなママは閉店するまで気に病んでいたのが3年前にな亡くなった常連客ののぼるちゃん。のぼるちゃんは元ラーメン店で塙山キャバレーに店を構えていたが冷蔵庫の漏電で焼失し何もかも失ってしまったという。火事も現在は昔の笑い話となっていた。のぼるちゃんは2022年の冬に自宅で人知れず冷たくなっていて、その事実にショックを隠せなかった。身元引受人なども見当たらず、また個人情報の観点からお墓の場所も教えてもらえない状態で墓前に手を合わせる事が出来たのは1年後でようやく良い思い出にすることが出来た。いづみの閉店日、そこにはまっちゃんの息子さんも訪れていた。