東京都知事選がきのう告示され、来月7日の投開票日に向けて過去最多の56人が立候補し、選挙戦が始まった。立候補したのは現職の小池百合子氏、前参議院議員・蓮舫氏、広島・前安芸高田市長・石丸伸二氏、元航空幕僚長・田母神俊雄氏の他、過去最多だった前回の22人を大きく上回る56人となった。ポスター掲示板は、最大48人しか貼ることができないため、届け出順が49番目以降の候補者にはクリアファイル、画びょう、テープなどが支給され、候補者らが掲示板の端にクリアファイルを固定し、その上にポスターを貼るなど初めての事態となっている。今回の選挙の争点は2期8年にわたる小池都政の評価で、少子化対策や子育て支援、物価高騰対策、明治神宮外苑の再開発などについて論戦が交わされるものとみられる。投開票は来月7日に行われる。そんな中、候補者の1人が女性の「ほぼ全裸」の画像とともに「表現の自由への規制はやめろ」などと書かれたポスターを掲示し、警視庁が昨夜、都の迷惑防止条例違反の可能性があるとして警告したことが分かった。候補者は取材に対し「表現の自由の範囲内だと思っていたが、ルールに従う」と話し、速やかに剥がす意向を示した。