円安で若者がニッポンを離れている。オーストラリアに留学中の清重さんは清掃業のアルバイトをしている。現在の時給は3456円、週3日・1日8時間勤務で月収35万円以上。最低賃金が世界でトップクラスに高いオーストラリア、その稼ぎをさらに膨らませたのは日本の円安。清重さんの時給は約1年半前の働き始めた時の為替レートと比べて1割増えている。今後日本に帰国するかはわからないという。円安の影響を受けているのは日本人だけではない。外国人もニッポン離れの危機にある。千葉県にある金属加工の企業。社員149人中71人が外国籍。ルキさんは7年前にインドネシアから来日した。妻と息子は故郷に残したまま、家族に少しでも良い生活をさせたいと社員寮に住み込み家賃を節約している。ルキさんを悩ませているのが円安。ルキさんが来日した頃と比べ円安が進行し、10万円を送金するが約1万2000円分目減りしているという。出稼ぎの旨味がなくなる現状。約10年前から投資を開始した吉岡さんは当初は日本株メインだったが、今はほぼ外国株とほぼ外国株で構成された投資信託で日本株はわずか0.1%。外国株をメインにすることで資産はこの10年で10倍以上になった。外国株に投資する投資家がここ数年増えていて、円安をきっかけにした日本からのカネの流出・キャピタルフライトが進んでいる。
