線状降水帯予測。千葉・茂原市は去年9月、大雨の被害にみまわれた地域の一つ。関東や東北の太平洋側に大雨をもたらした台風13号。茂原市では1時間の降水量が78ミリと過去最大を更新。市内を流れる河川からは水があふれる事態に。およそ2000の住宅で床上や床下の浸水が起こり一部では、がけ崩れも発生した。大雨被害をもたらしたものの正体は線状降水帯。気象庁はスーパーコンピューターを使って線状降水帯の半日前の予測を2022年に始めた。これまでの発表の対象は、全国を11のエリアに分けた広いものだったが、先週から都や県単位での発表が可能に。さらに東京都は伊豆諸島や小笠原諸島など3つのエリアに分かれる。この細かい予測の立役者となったのが今年3月から運用が始まった新たなスパコン。先週には、鹿児島県と宮崎県に全国初となる県単位の予測が発表された。宮崎県・危機管理局の堀内は警報が出ないながらも防災態勢をとれたことがあり、県単位の発表はありがたいなどと語った。
エリアがより具体的になった線状降水帯の予測。サッポログループ物流では現在、日本気象協会の情報提供サービス「GoStopマネジメントシステム」を利用。3日前から提供される雨の予測などを活用し、台風シーズンの輸送事業に役立てている。線状降水帯の半日前予測が都や県単位になったことで今後の輸送効率はさらに上がるとみている。JR西日本は運行計画の精度向上につながる活用方法を模索できると考えている。気象庁は今後、予測範囲をさらに狭め、市町村単位の発表を目指していく。
エリアがより具体的になった線状降水帯の予測。サッポログループ物流では現在、日本気象協会の情報提供サービス「GoStopマネジメントシステム」を利用。3日前から提供される雨の予測などを活用し、台風シーズンの輸送事業に役立てている。線状降水帯の半日前予測が都や県単位になったことで今後の輸送効率はさらに上がるとみている。JR西日本は運行計画の精度向上につながる活用方法を模索できると考えている。気象庁は今後、予測範囲をさらに狭め、市町村単位の発表を目指していく。