パリ五輪の前哨戦「ネーションズリーグ」に参戦中のバレーボール男子日本代表。予選ラウンド終了時の世界ランキングが、パリ五輪のグループ分けに直結する。上位国との対戦が少なくなる5位以内を目指したい男子日本代表は、きのうのカナダと第1セット、ここまでチームを牽引してきたエース・石川祐希がカナダの高さを前に大苦戦(平均身長は日本192.6cm、カナダ201.1cm)。第1セットを奪われた日本に、嫌なムードが漂う。それでも続く第2セット、“左のエース”西田有志(24歳)が目にもとまらぬスパイクを打ち込むと、今度は高橋藍(22歳)がブロックして、チームに流れを引き寄せる。するとこの勢いに、ここまで抑え込まれていた石川祐希(28歳)が連続得点。第2セットを奪い返した日本は第3セット、相手のサーブに崩されたボールを西田有志がスーパースパイクを決める。日本は最終セットまで持ち込むが、カナダに敗戦。日本は世界ランキング5位に後退した。試合結果は、日本3−2カナダ。