今季、大谷の新たなライバルとなるのが巨人からオリオールズへの移籍が決まった菅野智之。1年目の年俸は約20億円と、高く評価されている。優勝旅行中のハワイで菅野にインタビュー。亀梨和也から質問「ターニングポイントになったシーンは?今の菅野投手にどうつながっている?」に対しては、去年7月28日の横浜スタジアムでのDeNA戦を挙げた。34歳での完封勝利(3年ぶり)はメジャーへの自信にもつながったという。上田晋也からの質問「これまでのプロ野球人生で忘れられない試合」に対しては、2013年5月25日のオリックス戦を挙げた。初回から点を取られたが、キャッチャーの阿部から「粘ってたらいいことあるから頑張れ」と励まされた。その言葉を胸に、粘りのピッチングで8回を2失点に抑えた。そして最終回、1点ビハインドから亀井のタイムリーで劇的サヨナラ勝ちを挙げた。「粘ってたらいいことある」はその後の菅野の支えになった言葉。状態が悪い時でもその言葉を思い出して粘った。4年前にもメジャー移籍を目指したが、コロナ禍だったこともあり交渉がまとまらず断念していた。それでも粘り強く挑み続け、35歳にして最多勝と自身3度目のMVPに輝き、メジャーへの切符を掴んだ。12月26日の球団創設90周年記念日、ドローンショーが行われた。詰めかけたファンがもっとも湧いたのが、菅野智之へのエールが上空に浮かび上がった時だった。