パリ五輪代表選考を兼ねて行われる日本選手権がきょう開幕する。男子400mハードル・豊田兼(21)はフランス人の父と日本人の母を持ち、いま急成長を遂げている大学4年生。注目を集めたのは去年新潟で行われた大会で参加標準記録を突破する48秒47をマーク、先月にはさらに自己ベストを更新し47秒台がみえるところまできているため。豊田の走りのカギはハードル間の“歩数”。他の選手より2〜3歩少ない。パリ五輪代表内定には日本選手権で優勝することが条件となる。豊田は「初めての国際大会五輪がなじみのあるフランス開催でモチベーションになるので切符をつかみたい」とコメント。