故郷の思いを背負って登板した佐々木はチームの勝ちや自分の投球ができるよう準備してきたので、投球姿を見て何かを感じてもらえればなどと話した。対戦相手のチェコ共和国はWBC初出場で国内にプロリーグはなく、大半が別の職業に就いている。普段電気技師として働くサトリア投手はチームの雰囲気について、全員が夢が叶った気持ちで最後まで精一杯戦いぬくつもりだったなどと話した。試合は1回に中野のエラーで先制を許すという予想外のスタートとなった。一方日本の強力打線はチェコ先発サトリアの普段見慣れないほどの遅い球にタイミングが合わずあえなく三者凡退に終わる。しかし3回に日本の反撃が始まり、吉田のタイムリーなどで3点を奪い逆転に成功する。そして4回にはこの試合を象徴する出来事が起こる。