全国がん患者団体連合会・天野慎介理事長は、一旦全面凍結 立ち止まって命のために再検討をお願いしたいと述べ、上限額引き上げに反対する13万人以上の署名を渡した。高額療養費制度とは医療費が高額になった際、患者負担を一定額に抑えるもの。この上限額を今年の8月から引き上げる方針を示していた政府。政府は、今年8月から負担上限額を引き上げる方針だったが石破総理大臣は今夜、引き上げの見送りを表明した。予算案は、衆議院で修正の上3日前に参議院に送られたばかりだが、これを再修正する方向で極めて異例な事態となっている。立憲民主党の野田代表は、凍結のために奮闘してきたのでこれまでの各議員の健闘の成果だと述べた。こうした決断に至ったのには患者団体や野党が引き上げの凍結を強く求めていたことに加え夏の参議院選挙を控え与党内の特に今回、改選を迎える議員からの政権への突き上げが強まったことが背景にある。結果的に引き上げは見送ったものの政権の迷走ぶりも指摘される石破総理は「極めて厳しい決断だということを理解していただきたい」とコメント。