韓国の特別検察官は、ユン・ソンニョル前大統領が去年12月に宣言した非常戒厳の口実を作るため北朝鮮に無人機を飛ばすよう軍に指示したとして起訴した。無人機が北朝鮮で墜落して軍事機密が流出したとして軍事上の利益を害した罪に問われている。ユン前大統領はこれまでの調べに対し供述をほとんど拒否している。南北間の武力衝突の危機を煽り、無人機が墜落したことで軍事機密が流出したことが軍事上の利益をがいしたということ。10日の裁判では非常戒厳発表後のユン前大統領の発言が問題になった。証人として出席したソン・ミリョン農林畜産食品相は、やってしまえば大した事ではないというニュアンスの話をユン前大統領がしていたと発言した。また非常戒厳当時、選挙管理委員会にも軍が出動したことに対して、当時の指揮官は問題はあるが出動しないと罪にとわれると思い証言した。11日は海兵隊員の死亡事件と関連し、ユン前大統領が初めて召喚 されて調べられる。
