就任式で台湾・頼清徳新総統は「民主、平和、繁栄は台湾の国家路線だ。台湾と世界をつなげるものだ」と述べた。台湾の新しい総統に就任した民進党・頼清徳氏。焦点の中国との関係については「卑屈にもならず、ごう慢にもならず、現状を維持する」と述べ、一方で「台湾は中国の一部だ」とする中国の主張をかわしたうえで、軍事力の強化に取り組む姿勢も示した。経済安全保障で重要な半導体についても触れ、「台湾は半導体の先進的な製造技術を掌握している。“世界の民主的なサプライチェーン”のカギを握る存在であり、世界経済の発展、人類の幸福と繁栄に影響を与えている」と述べた。台湾・台北の映像。