防犯の呼びかけなど安全な地域社会に向けて連携しようと香川県警と警備会社のセコム四国本部が包括連携協定を結び、高松市の県警察本部で行われた締結式で香川県警・岡本慎一郎本部長とセコム四国本部・山本哲也本部長が協定書に署名した。式で岡本本部長は「詐欺や交通死亡事故への対策など警察の活動だけで安全安心な地域社会の実現は達成できない。官民一体で効果的な取り組みを推進できると確信している」とあいさつした。今回の協定では特殊詐欺の防止を呼びかけるチラシの配布や、行方不明の認知症高齢者の情報共有で発見につなげること、警備会社が開く子ども向けの安全教室に警察が講師として参加することなどを想定しているという。警察によると都道府県の警察と警備会社が分野を特定せず協力する包括連携協定を結ぶのは全国で初めてだという。