愛媛のカリスマ漁師・藤本純一。究極の新鮮な魚を振る舞う「虹吉」オープンの日。藤本の真鯛で作ったコンソメスープ。オスの鯛をあえてアク抜きせず血まで使った。メインで使うのは身が柔らかいメスの鯛。骨で強火で煮込む白湯スープは臭みが出やすい。しかし、峯村はあえてこの調理法を選んだ。全10品のコースが終了。客は「東京で食べる鯛は野菜の出汁とか入れてきちっとした味になる。こっちは鯛と水しか使わないであれだけの味が出せている。それは食材が持っている力と鮮度なんだなと改めてわかります」等と評価。夢へと歩みだしたこの日は新たなバースデー。「食べてくれた人の顔をずっと間近で見ていたけど、いい顔をしていたので満足いただけたと思います。続けていくのが目的なので単発の花火で終わるんじゃない。個からチームにしていくのが目標」と話した。次回のレストラン開催は7月を予定。いずれは島に食事と宿泊ができるオーベルジュを建設したいと考えている。うまい魚を伝える日々は続いていく。