国会ではかつて在職25年以上の議員に対して100万円の公費が支払われてそちらで肖像画を制作していた。しかし、2002年に議員特権だということで廃止され、今は希望者が自費で作っているということでした。この議員の肖像画、実は地方議会でも目にすることがある。今回私たちは47都道府県の議会に問い合わせた。すると東京、滋賀、鳥取は2006年以降、肖像画を掲げる慣習をやめていた。一方で9つの県議会は長年務めた議員の肖像画を公費で制作し今も議会の庁舎内に掲げていることが分かった。その1つ、群馬県議会の廊下には県議会議員を25年以上務めた23人の肖像画がずらりと並んでいる。県議会議員を32年務めた中澤丈一氏もその1人。中澤は8年前、議会の規定に基づき肖像画を制作した。議会事務局によるとことしも新たに2人の肖像画を制作予定で関連する予算として170万円が計上されている。