暑さに加えて深刻になっているのは水不足。各地でダムの貯水率が減少し節水が呼びかけられるなど生活に影響が出ている。水不足が続く新潟県上越市では暮らしへの影響が深刻。上越市は節水対象区域の10万8000人に対し、日常生活の40%以上の節水を呼びかけている。連日猛暑が続く中、市内にある「ひらせいホームセンター上越ウィング店生鮮広場」では、断水を心配して飲料水をまとめ買いする人もいた。原因は上越市の水がめ、正善寺ダムの貯水率の記録的な減少。例年の貯水率は約96%だというが、新潟県上越地域振興局地域整備部・田口副部長は「13.5%。大変少なくなっている状況」と述べた。ダムに近い上越市高田では例年7月には200ミリほどの雨が降るが今年は1ミリ。市は会見を開き、「いま断水の見込みを発表する予定はない」と話した。水不足は全国各地でも。農業用水を供給する宮城県の鳴子ダムはきのう未明、貯水率が0%になった。関東では猛暑と水不足のダブルパンチ。鈴木農園・鈴木さんは「トウモロコシに関しては一番欲しいときに水分がなかった」などと述べた。茨城県の野菜農園では暑さに強いはずのトウモロコシが萎びていた。関東は最近の局地的な大雨などで現状、水不足の恐れはないものの今後の雨次第の部分もあるため、水を大切にするよう呼びかけている。
住所: 宮城県大崎市鳴子温泉岩渕2-8