鹿児島県 奄美群島は人口に占める100歳以上の割合が全国平均の2.7倍。1979年に世界最高齢と認定され話題となった泉重千代さんの故郷としても知られる。内山アキさん(102)と岬哲夫さん(100)と栄千鶴枝さん(104)は、毎日、米と芋を発酵させた伝統飲料・ミキを飲んでいる。奄美ではミキの他、野草・海藻・食べる味噌といった食文化もある。これら奄美の食文化の特徴は、発酵食品・食物繊維がたっぷりだということ。100歳×100人の調査でも、「好きな食べ物・健康を意識して食べるものは?」という質問の1位が「食物繊維」となっている。最新の研究によると、100歳以上の人の中でも特に元気な人たちには炎症老化(加齢に伴う炎症)が少ないということが分かってきたという。この炎症老化を防ぐ効果があるものとして食物繊維が注目されている。