- 出演者
- 石原さとみ 田中直樹(ココリコ) YOU
オープニング映像。
全国の元気すぎる100歳たちを紹介。鹿児島県在住の宮内義光さん(100)は現役農家であり現役の陸上選手でもある。年代別の世界記録を連発。毎朝2kmのランニングを欠かさない。群馬県在住の阿久澤幸吉さん(101)は月~土までデイサービスのボランティア活動や絵画教室の講師など、日は登山をし、毎日忙しくしている。群馬県在住の天川ふくさん(101)は週5日は厨房に入り腕を振るう現役の町中華の達人。算盤で売上の計算もできる。
鹿児島県 奄美群島は人口に占める100歳以上の割合が全国平均の2.7倍。1979年に世界最高齢と認定され話題となった泉重千代さんの故郷としても知られる。内山アキさん(102)と岬哲夫さん(100)と栄千鶴枝さん(104)は、毎日、米と芋を発酵させた伝統飲料・ミキを飲んでいる。奄美ではミキの他、野草・海藻・食べる味噌といった食文化もある。これら奄美の食文化の特徴は、発酵食品・食物繊維がたっぷりだということ。100歳×100人の調査でも、「好きな食べ物・健康を意識して食べるものは?」という質問の1位が「食物繊維」となっている。最新の研究によると、100歳以上の人の中でも特に元気な人たちには炎症老化(加齢に伴う炎症)が少ないということが分かってきたという。この炎症老化を防ぐ効果があるものとして食物繊維が注目されている。
加齢により筋力・活力が衰え、介護一歩手前の状態になることをフレイルというが、これを予防する上で運動は欠かせない。福井県在住の石田要一さん(104)は若い頃からスポーツを続け、96歳から砲丸投げを始めた。茨城県在住の高崎慶男さん(101)は剣道八段。奈良県在住の柿崎芳のりさん(100)は100歳部門 25m自由形と背泳ぎの日本記録保持者。しかし、これほどの運動習慣を真似するのは難しい。運動が続かない人に専門家がオススメするのは「ちょこ活」。ちょこ活とはスポーツなどの運動ではなく生活の中でちょこちょこ動くこと。
100歳研究に身を捧げてきた沖縄長寿科学研究センターの鈴木信さん。御年90歳にして現役医師でもある。そんな鈴木さんが100歳1000人調査の末たどり着いた究極の健康法が「人と人とのつながり」。調査を続ける中で沖縄に古くから伝わる「模合」という文化に注目。みんなでお弁当を食べたり、詩吟や三線を楽しんだり、こうしたつながりを持つ文化にこそ健康長寿の秘訣があると考えている。このことは鈴木さんだけでなく世界中の研究者が大注目している。カリフォルニア大学のスティーブ・コール教授の研究によると、人が社会的なつながりを増やせば体内の炎症を抑えられることが分かったという。
番組スタッフが取材を通して印象に残った言葉は「生きがい」。医師・鈴木信さんも「生きがいを持っている人はものすごいパワーがある」と話す。100歳の皆さんが教えてくれたのは、「いくつになっても生きがいを持てる」「いくつになっても目標や夢に向かって歩み続けることができる」ということ。
次回予告が流れた。